シクラメンがしおれる原因とは?すぐに復活させる方法をご紹介

花の茎が倒れたシクラメン

年末に購入した、もしくはプレゼントされたシクラメン。お家に来た時はとっても綺麗だったのに、しばらくして元気が無くなってしおれてきたこと、ございませんか? 

今回はその原因と、そんな場合にオススメしたい「復活」の方法についてご紹介します。

シクラメンの育て方・花がしおれる原因とは

シクラメンを長く楽しむ3つのポイント

シクラメンを管理する際、「①水やりをタイミングよく」「②暖房のそばには置かない」「③日光が好き」の3つのポイントを押さえると良いでしょう。

その中でもシクラメンが枯れてしまう原因の多くは、「①水不足」「②暖房」、もしくはその合わせ技です。私どもに寄せられるご相談の中でも特に「3日間水を与えるのを忘れたら元気が無くなってしまった」「水やりをしていたけど暖かい場所に置いて茎がくたっとしおれてしまった」という内容が大半です。「③日光」は、陽が当たらないとすぐに枯れる、というわけではないのですが、長く花を咲かせ続けるために重要なポイントで、2〜3ヶ月のあいだ新しい花芽が上がってくるようにするには、適度な日光が欠かせません。

赤、紫、ピンクにシクラメン

手間をかけただけ綺麗に花を咲かせ続けてくれるシクラメン

私の経験からすると、シクラメンは「零下ではないが肌寒い、少し陽のあたる場所」に置いて、「表面の土が乾いたら水やり」を行えば、だいぶ長く楽しむことができます。さらに具体的にいうと、「日中ガラス戸から陽がさす日本家屋の玄関内」が一番良い気がしていますが、そんなお宅も減ってきたので、マンションなどでは(0℃以下にならない)風の当たらないベランダで管理するのが良いかと思います。

水やりは、頻度が少なすぎて枯らす事が多いですが、あげすぎで枯らす方もいらっしゃるので「絶対に2日に一回」というように決めるよりも、「その株自体が水を求めたときにあげる」という考え方をするべきで、それを把握するのは鉢の重さです。気温が高く湿度が低い場所では呼吸が活性化して水がどんどんと無くなるので、短時間で鉢が軽くなるでしょう。逆に気温が低く湿度が高い場所ではシクラメンがあまり水を必要としないので鉢が重いまま。シクラメンに慣れた人は「鉢が軽くなったら水をあげる」という方法で水やりをしていることが多いです。

適切な場所に置いて、水やりのタイミングを誤らなければ、4月5月頃まで花芽が上がってきます。シクラメンは少し手間のかかる品種ですが、手間をかけただけ綺麗に花を咲かせ続けてくれる、育て甲斐のある花鉢でもあります。どうぞ可愛がってあげてください。

しおれてしまったシクラメンを復活させる方法

上記のようなシクラメンの育て方をわかっていても、どうしても水やりを欠かしてしまったり、直射日光が長時間当たってしまって元気が無くなってしまったり、ということはあると思います。

花の茎が倒れたシクラメンの拡大
花の茎が倒れたシクラメン

あっという間にくたっとしおれてしまったシクラメン、元気が無くなってから数日以内なら復活させる方法があるのでご紹介したいと思います。(※逆に水をやりすぎてしおれた場合は、この方法では回復しません)

ステップ1:シクラメンの花の茎を手で束ねる

シクラメンを手で束ねる様子
花の茎を優しく束ねます

まず、シクラメンの花や茎を傷つけないよう、髪のポニーテールを束ねる要領でシクラメンの花の茎を集めます。

ステップ2:シクラメンの花の茎を優しく固定する

束ねた花の茎を、上に向けたまま、紐で固定します。固定するのは紐以外でも、新聞紙などで筒状に包む方法もあります。

シクラメンの花の茎を紐で固定する様子
花の茎を紐で固定します
花の茎を紐で固定シクラメン
花の茎を紐で固定したシクラメン

固定するときも、茎を傷つけないように注意しましょう。

ステップ3:大きな受け皿の上に鉢を設置する

花の茎を束ねたら、大きな受け皿に鉢を置きます。適切な園芸用の受け皿がなければ、洗面器やバケツでも良いでしょう。大量の水を受け皿に貯めるためです。

ステップ4:花の茎の根元から微温水で水やりする

次に、20度程度の水でたっぷり水やりをして、冷暗所で数時間放置します。必ず日の当たらない場所に置くよう、注意が必要です。

シクラメンに水をやる様子
茎の根本から水をあげます

下から溢れた水は大きな受け皿の中にためて、上からも下からも水が吸い上げられるようにしておきます。

たっぷりの水が溜まった受け皿
大きな受け皿にたっぷりの水をためます

鉢ごと新聞紙などで包んで湿度を高める方法も有効です。

ステップ5:数時間放置したのち、固定した紐をほどきます。

この時も花の茎を傷つけないよう、紐を優しくほどきます。

シクラメンの花の茎を束ねた紐を切る様子
花の茎の紐を解きます

するとどうでしょう!花の茎がピンと立っています。水を花の先っぽまで吸い上げて固くなっているのがわかるでしょう。

花の茎が真っ直ぐに復活したシクラメン
花の茎が真っ直ぐに復活したシクラメン

元気が無くなってから数日であれば、多くの場合、上記の方法で元気になるはずです。立ち上がらない花茎は枯れてしまっているので、その花は付け根から摘み取りましょう。古い花をつけたままにすると株の傷みの原因になります。
この方法で花の茎が蘇らなかった場合、手遅れになってしまったか、水枯れではなく根腐れなど他の要因の可能性もあります。また、何度も繰り返すと効かなくなってくるので、そもそもしおれさせないように気をつけましょう。

次のシーズンもシクラメンを咲かせるために

4月・5月まで楽しんだシクラメン。来年も咲かせたいとおっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。夏の間は球根を休眠させるため、水やりを控えてください。全く水を与えなくて大丈夫です。9月中旬頃から水やりを再開し、戸外でよく陽に当てて新芽を出しましょう。このタイミングで肥料を与えるのも良いです。
そのまま陽に当て続けて、うまくいけば1月頃から開花させることができるはずです。

クリーム色のシクラメンの鉢植え

シクラメンを長く楽しむためには良い個体を選ぶ事が何より重要!

ここまでご紹介してきた管理やお手入れ方法は、シクラメンを長く楽しむために大事な事ですが、何より重要なのは、良いシクラメンの株を選んで購入する事です。

店頭に並んでいるシクラメンの中から、良い個体を選ぶための見極めポイントがいくつかあります。弊社バイヤーによる説明動画をご覧ください。

※この動画は2017年に撮影されたものです

見極めのポイントまとめ

  • 花や葉の数・形など全体的にバランスが整っている
  • 葉の大きさが一枚一枚揃っている
  • 葉を触ったときに締まっていて張りがある
  • 花の高さが均一で、中に花芽がたくさん見える

 

ぜひ、品質の良いシクラメンを選んで、花を長く楽しんでください。

青山花茂では毎年、名人が丹精を込めて作った鉢の中から、最も状態の良いものだけを選りすぐって皆さまにお届けしています。最高品質のシクラメンをどうぞお楽しみください。

 

赤いシクラメンの鉢植え
真っ赤な花色のシクラメン5号鉢・バスケット入り

※こちらの花鉢のお取り扱い期間:11月中旬から12月上旬まで

クリームイエローのシクラメンの鉢植え
爽やかなクリームイエローのシクラメン<ネオゴールデンガール>

※こちらの花鉢 のお取り扱い期間:11月中旬から12月上旬まで

 

この記事を書いた人

青山花茂本店代表取締役社長北野雅史の画像

株式会社青山花茂本店 代表取締役社長

北野雅史

1983年生まれ。港区立青南小学校、慶應義塾中等部、慶應義塾高等学校、慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。幼少期より「花屋の息子」として花への愛情と知識を育む。2006年〜2014年まで戦略コンサルティングファーム A.T. カーニーに在籍。2014年、青山花茂本店に入社し、2019年より現職 (青山花茂本店 五代目)。
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