社長就任祝いや移転祝い 胡蝶蘭を贈る理由とマナー、立札(木札)は誰宛に?

胡蝶蘭の白い花

華やかさと気品が漂う胡蝶蘭は、お祝いギフトとして大変人気があります。社長就任祝い、事業所の移転・開業祝いなどビジネスシーンでご利用の多い胡蝶蘭。これまでも胡蝶蘭についてブログやメルマガなどで度々お伝えしてきましたが、今回、なぜ選ばれるのかその理由と、お問い合わせの多い贈る際のマナーや選び方について、ブログの記事としてまとめることとしました。

胡蝶蘭は、なぜお祝いごとのギフトに選ばれるのか?

就任祝いや開店・移転・新築などのフラワーギフトで、多くの人が思い浮かべる花が胡蝶蘭です。

日本で「お祝いごとのギフトにふさわしい」とのイメージがありますが、なぜ胡蝶蘭が選ばれるのでしょう。実はイメージだけでなく、花の特徴にも選ばれる理由があるのです。

花もちが良い

胡蝶蘭がお祝いごとのギフトに選ばれる理由の一つが、花持ちの良さです。

一般的な生活空間の室温が胡蝶蘭の生育に適しているため、風通しのよい明るい室内であれば、お手入れもしやすいことも特徴です。適度な水やりを行い、直射日光や冬の暖房の風が当たらないようにするなど、環境が良ければ1ヶ月以上、花をお楽しみいただけます。

時期を選ばない

多くの人を魅了する華やかさがある胡蝶蘭。もともと胡蝶蘭の原産は熱帯・亜熱帯地域でした。カトレアやデンファレなどと同様、異国の美しい花として温室で特別に栽培されていましたが、バイオ技術の発展とともに生産が増加し、現在は全国の生産者が温室栽培をしています。そのため、胡蝶蘭は季節を問わず贈ることができます。通年でお取り扱いできることも、お祝いのギフトに選ばれる理由です。

手間がかからない

胡蝶蘭は、お手入れに手間がかからないことも特徴です。過ごしやすい室内に置いて、週に1~2回程度、ミズゴケや根が乾いているときにたっぷり水を与えれば、長く美しい花姿を見せてくれます。
手入れがしやすい花は、お届け先にも喜んでいただけます。

花粉、香りが少ない

胡蝶蘭の花粉は、花粉塊として中に隠れています。そのため人が花を運んでいるときや飾っている室内で、花粉が飛散することはありません。また、花の香りも一部の品種を除いてほとんどないため、オフィスや飲食店、美容院などのサロンへの開業・移転お祝いなど、強い香りが好まれない場所でも飾っておくことができ、フラワーギフトとして好まれます。

花言葉「幸福が飛んでくる」だから

フラワーギフトを選ぶとき、花言葉に気持ちをこめて贈りたいと思われる方も多くいらっしゃいます。
胡蝶蘭の「幸福が飛んでくる」という花言葉は、ひらひらと蝶が舞うような胡蝶蘭の花姿からきたもののようです。就任や開業・移転など、新しい門出を迎えた方へのお祝いにふさわしい贈り物といえるでしょう。
さらに鉢植えには「根が張る」という意味もあります。

縁起が良く、さらなる飛躍をとの願いを込めてお贈りしてはいかがでしょうか。

どんなお祝いで贈られる?贈るタイミングは?

お祝いに贈られた胡蝶蘭

お祝いごとは事前に知らされることが多いため、お客さまからはよく、贈るタイミングについてご相談いただきます。どんなお祝いシーンで贈るといいのか、贈るタイミングはどうしたらいいのか、マナーやタイミングについてもお伝えします。

御取引先、お世話になった方の社長就任祝い、役員昇進祝い

華やかな胡蝶蘭は、ビジネスのお祝いごとに最適です。お取引先やお世話になった方の昇進、なかでも社長就任祝いや役員就任は、その方にとって人生の大きな節目。気持ちをこめて花を贈りたいものです。

お祝いごとでは、遅れないようにお贈りすることが大切ですが、就任祝いでは就任日よりも前にお届けしないよう、就任日の確認が必要です。
特に、前任者がいらっしゃる場合には、お祝いのつもりがご迷惑をかけてしまうことになりかねません。
ただし、確認にあたっては、就任する予定のご本人に確認をとることは避けたいところ。社長交代・就任挨拶状の日付を確認、あるいは、新聞、ホームページなどで就任日を確認しましょう。

社長就任祝いの場合は、正式な就任当日に届くよう手配をします。
就任式が開催される場合はその会場へ、開催されない場合は会社へお届けします。
遅れる場合も就任から一週間以内にはお届けしたいものです。到着日が仏滅に当たらないように配慮してお届けされる方もいらっしゃいます。

役員就任祝いも、贈るタイミングは同様です。

就任挨拶状やお知らせが届くと「通知を受け取ったときか、就任日か」と、贈るタイミングを迷う方も多くいらっしゃいます。どうしても早く贈りたい場合は、木札に「御就任内定御祝」「祝 御就任内定」とするケースもありますが、お祝いの花は就任当日に贈ることが大半です。

事業所・事務所の移転祝いやお店の開業祝い

取引先の事業所、事務所の移転や店舗の開業や開店時にも、胡蝶蘭を贈ると喜んでいただけます。
移転祝いでは、披露パーティや開所式などの式典が実施されるときは、当日の午前中もしくは移転日前日にお届けします。
開店祝いの花は、オープン前日もしくは当日の午前中にお届けするのが一般的ですが、営業開始が夜の場合は、早く送りすぎないように気をつけます。
プレオープンに招待されている場合には、そのときに合わせてお届けします。開店祝いの贈り先は、会社名でなく店舗宛てが良いでしょう。

友人知人の新築・引っ越し祝い

ビジネス利用のイメージがある胡蝶蘭ですが、実はお知り合いの新築祝いや引越し祝いにも、大変喜ばれます。

鉢植えは縁起のいいものとされていること、手間がかからず花持ちが良いことから、新しい空間を華やかに飾るフラワーギフトとして、胡蝶蘭を選ぶ方も多くいらっしゃいます。

新築・引越し祝いで贈る際には、新生活が落ち着くころ、引っ越して1週間~2週間ほどの間にお届けするのが良いでしょう。鉢植えは贈られる方も花器の準備が不要ですので、新生活のスタートを祝う贈り物として人気です。

母の日や父の日に

毎年、母の日・父の日には花を贈ると決めている方も多く、母の日・父の日が、日頃の感謝の気持ちを伝える日として定着していていることがうかがえます。

空間が華やかに彩られ、見るたびにその人を思うことのできる花は、親しい方へこそ贈りたいもの。お世話の手間がかからない胡蝶蘭は、母の日や父の日にも喜ばれるでしょう。
毎年のカーネーションやバラの花を贈られている方も、胡蝶蘭を贈る年があっても良いのではないでしょうか。
実際、青山花茂の母の日のご注文でも、100件以上の先にミディ胡蝶蘭をお届けしています。

胡蝶蘭の本数と値段相場

ビジネスユースでも、親しい友人や知人、ご両親への贈り物でも、喜んでいただける胡蝶蘭。
贈ろうとしたときに「3本立ち」「5本立ち」という言葉を見聞きしたことはありませんか?

日本では昔から、お祝いごとには奇数が縁起の良いものとされており、胡蝶蘭も3本立ち、5本立ちなどを選ぶことがベターです。数字は胡蝶蘭の花茎の本数を指し、本数が多いほど花の数も多くなり、豪華な印象を与えます。
飾るスペースや、贈る相手の商慣習なども考慮しながら選びますが、それぞれのイメージと値段相場をご案内します。

大輪3本立ち

もっとも一般的なタイプが大輪の3本立ちで、さまざまなお祝いごとで贈られています。価格は、一般には大輪胡蝶蘭の3本立ちで2万円〜4万円程度でしょうか。
生花店での販売数量としても、最も多いのが大輪の3本立ちで、多くのご用途で選ばれています。

5本立ち

とても懇意にされている取引先の社長就任祝いなど、極めて重要なビジネスシーンで贈る場合には、他の送り主と違って豪華な印象を与える5本立ちを選ばれる方が多い印象です。もちろん、法人様のご予算によっては、常に5本立ちを選ばれるお客さまもいらっしゃいます。
一般的には価格は4万円~6万円前後で、特別な門出をお祝いするシーンにおすすめです。
また、10本立ちや、20本立ちなど、お客さまのご要望に沿ってさらに多くの本数の蘭鉢をご用意することもできます。
これらの鉢は通常はご用意がなく、オーダーメイドでのお作りとなるので、早めのご注文をおすすめします。

小鉢のタイプも

大輪は豪華な印象を与える一方で、場所をとってしまうので友人や家族に送るのは少し気が引けてしまうかもしれません。そこで、親しい友人や知人、ご家族へも贈りやすいのがミディ胡蝶蘭です。大輪よりもひと回り小さいことから中輪、さらに小さいものは小輪とも呼ばれています。登録品種だけで1,500種以上といわれ、白・ピンク・黄色・オレンジ・ベージュなど多様な色の品種が開発・生産されています。
サイズは、片手に乗るほど小ぶりなものから、たわわに咲いた豪華なものまでとさまざま。価格も5,000円程度から3万円以上まで、幅広くご用意があります。

立札(木札) の書き方のマナー

立札(木札)をつけた胡蝶蘭

胡蝶蘭を贈る際には、立札(木札)をおつけします。何を書けばいいのか、マナーについてご質問いただくことも多いのですが、考え方はシンプルです。誰からのどんな贈りものかがわかるようにすることが大切です。

立札(木札)の書き方

贈り物の花に添える立札(木札)には、贈り主名を記載します。「御祝(赤字) 会社 肩書 名前 」とシンプルなもので問題ありません。青山花茂の7割以上のお客さまがおおむねこのスタイルです。相手先の社名や店舗名、肩書き、お名前を記載することももちろんできますが、見づらいようでしたら相手先のお名前は入れなくて良いかと思います。
「相手の名前をすべて書かなければ届かないのでは」とご相談をいただくこともありますが、贈答伝票に、相手先のお名前をご記載しますので、ご安心ください。

立札(木札)に記載する内容が増えすぎると、誰から届いた花なのかパッとわかりづらくなりますので、やはりシンプルなスタイルで記載することをおすすめします。ただし、お届け先の法人で、複数の方にお祝い事がある場合、木札に相手先のお名前を記載することをおすすめする場合もあります。

赤字で表記する「御祝」の文字は、「就任御祝」や「移転御祝」など、お祝いの内容を明らかにすることも可能です。相手先が明らかに御祝の内容をご存知の場合はシンプルに「御祝」とするケースが多いです。

連名で出したいときは?

複数名で胡蝶蘭を贈る際、木札にどう記載するかを迷われる方もいらっしゃいます。
3名ほどまでなら、連名でのご記載も可能です。人数が多くなる場合は、文字が小さくなりますので、小さい文字のまま記載するか「〇〇一同」とするかを、考える必要があります。

木札のサイズを大きくできないか、と思われるかもしれませんが、胡蝶蘭のサイズに対して木札が大きすぎると、バランスが悪いためおすすめしていません。
贈る側の会社名の文字数が多い場合も「株式会社」を省くなど、ご相談のうえ、全体のバランスと木札の見やすさを考慮して、記載する項目を決めていきます。

青山花茂では、どのようなお祝いごとか、お祝いされる会社、人などについて、お客さまと相談しながら記載事項を決めていくこともあります。お電話やメールでお気軽にご相談いただければと思います。

個性を出す色や種類の選び方

胡蝶蘭は種類や色も多く、選ぶ楽しさがあります。迷われる方へは、人気色から選ぶことをおすすめしています。
白、白に赤リップ、ピンク、黄色の4色が人気色です。

胡蝶蘭5本立ちの白

ビジネスシーンでお贈りする場合は、白を選ぶといいでしょう。豪華さのある大輪胡蝶蘭で、青山花茂でお取り扱いの9割ほどを占めます。一方でミディ胡蝶蘭の白を選ばれる方も多いですが、数あるミディ胡蝶蘭の中でも白の「アマビリス」はサイズ感・育てやすさ共に優れていることから非常に人気のある品種。実のところ、今販売されている大輪胡蝶蘭は「アマビリス」の花びらが大きいものを交配し続けることで生まれたので、とても歴史のある品種とも言えます。

白に赤リップ

胡蝶蘭5本立ちの白に赤リップ

大輪胡蝶蘭は「白」「白に赤リップ」「ピンク」の3色が基本ですが、必ず「白に赤リップ」を選ばれるお客さまもいらっしゃいます。白い花びらと赤い唇弁の紅白の組み合わせは、様々なお祝い事、また勝負事でのお祝いにも好まれます。ミディ胡蝶蘭の中にも赤リップの品物のご用意があります。大輪の「白に赤リップ」ですと、即日ご用意が難しい場合もありますので、前もってご注文いただくことをお願いしています。

ピンク

胡蝶蘭5本立ちのピンク

胡蝶蘭のなかでも、女性に贈る場合に喜ばれる色がピンクで、白よりも個性的な印象です。目を引くピンクは女性的なイメージがあり、感謝の気持ちを伝えるときにも好まれます。母の日、長寿のお祝いなどのお祝いごとでも喜ばれる色です。鮮やかなピンク色を好む方も多いですが、白色の花弁に淡いピンクのグラデーションが美しいミディ胡蝶蘭「ファーストラブ」もプレゼントとして人気です。大輪胡蝶蘭と比べると小ぶりで置き場所に困らないため、手軽にお届けできるのもポイントです。
ピンク色は、特にミディ胡蝶蘭には多彩な品種があり、選ぶ楽しさもありますね。

黄色

胡蝶蘭5本立ちの黄色

黄色は、ミディ胡蝶蘭で一般的な色。大輪胡蝶蘭にも若干数ですが取り扱いがございます。黄色ならびに黄金色は金運を呼び寄せるとされ、商売繫盛を願い贈られることも。また結婚50周年を祝う金婚式でのプレゼントにもなります。個性的なカラーで、明るい印象を与えてくれますので、親しい方へのお祝いにも喜ばれるでしょう。

贈るときのマナー 5カ条

一口に胡蝶蘭と言っても種類はさまざまで、選ぶ楽しさもある花です。お祝いごとの贈り物として好まれますが、贈るときに知っておきたいマナーを5つお伝えします。

1. 鉢植えの胡蝶蘭を、お見舞いに贈ることは避けます。
2. 3本立ち、5本立ちなど、茎の本数は奇数で選ぶのがベターです。
3. 贈るタイミングを見極めましょう。
4. 木札では、お祝いごとと贈り主がわかるようにします。
5. 個性を出すなら色選びで。

「根を張る」と縁起のいいとされる鉢物は、お見舞いでお贈りすることは避けます。青山花茂ではお花代1万円以下ですと2本立ちの取り扱いも多くありますが、1万円を超えるご予算の場合は3本立ち、5本立ちから選び、個性を出したい場合は色選びで楽しんでみてはいかがでしょうか。

胡蝶蘭をいただいたら 長く楽しむために

ギフトラッピングした胡蝶蘭

胡蝶蘭には、美しい花を長く持たせるためのポイントがあります。贈っていただいた胡蝶蘭を長く楽しむために気を付けたいことをお伝えします。

置き場所は風通しの良い日の当たる場所

胡蝶蘭は風通しのよい明るい室内に置きましょう。室温は20~25度前後が良く、春から秋にかけてはレースのカーテン越しで、直射日光が当たらないようにします。強い日光があたると葉が焼けてしまいます。また、極度の乾燥を招く冷暖房の風が直接あたらないようにすると、花が長く持ちます。

胡蝶蘭のお手入れは?水やり

胡蝶蘭のお手入れは「乾いていたらたっぷり水やりを」が基本です。目安は週に1~2回ほどで、できるだけ午前中に行います。鉢の中が湿ったままですと、根腐れの原因となりますので、鉢皿に流れてきた水は必ず捨てましょう。

暖房中や室内が乾燥しているときは、葉や花に霧水をかけて水分を補うことも良いでしょう。反対に湿度の高い季節に、葉の芯に水がたまっているようであれば、柔らかい布で吸い取ってあげます。

ラッピングはどうする?

届いた胡蝶蘭は、花が和紙などの薄紙に包まれていることがあります。輸送中の花を保護するための紙ですので、届いたら花を傷めないように外します。胡蝶蘭はストレスに敏感なので、紙は早めに取ってあげましょう。

贈り物の胡蝶蘭のラッピングがされたままになっている胡蝶蘭をよく見かけますが、鉢の中が蒸れるため、できれば届いた日に外すのが良いでしょう。

枯れてしまったら、その後どう処分する?

胡蝶蘭は華やかなだけに、花が落ちると寂しい印象になってしまいます。枯れてしまったと思っても、花茎を3節ほど残して切り取りますと、その下から脇芽が伸びて、もう一度花を咲かせることもあります。

夏の間に、週に1回のペースで液肥を与えると、秋に花芽が形成され、翌年に開花させることもできます。胡蝶蘭が花茎を伸ばす温度は18℃〜25℃とされています。
オフィスなどで管理が難しい場合は、花を育てたい人に引き取ってもらうといいでしょう。

胡蝶蘭が枯れているかどうかは、葉や根を見て判断します。根がすべて黒く変色するなど枯れてしまったら、その後は植え込み材や鉢など、それぞれ分別して地域のルールに従って処分します。

おめでたいシーンと胡蝶蘭

おめでたいシーンに欠かせない花が胡蝶蘭。お祝いごとのフラワーギフトに胡蝶蘭が選ばれる理由や、胡蝶蘭の特徴を知ると、選ぶときの楽しさも増すのではないでしょうか。フォーマルなビジネスシーンだけでなく、実は身近な方へも贈りものにも喜ばれるお花です。

ビジネスシーンや人生の節目のお祝いに、また感謝の気持ちを伝えたいシーンにも、おすすめなお花、それが胡蝶蘭です。

青山花茂本店の蘭鉢は、国内各地の優れた洋蘭生産者の方々が最新の設備と優れた育成技術のもとで大切に育て出荷している中から、独自の厳しい条件で検品した、最も良い状態の美しい品だけを厳選してご用意しています。大切な方への贈り物に、どうぞお選びください。

 

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