お正月の花飾り

平成31年のお正月を迎える準備はお進みでしょうか。
お正月にはやはり日本の新年の風情を、花の飾りでお迎えいただきたいと願っています。

青山花茂が今年も新しいデザインをご用意した、お正月アレンジメント。有り難いことに、たくさんのお客さまに継続的にご注文いただきながら、多くの新しいお客さまにもお買い上げいただき、今年も例年を大きく上回るペースでご注文をいただいています。

先日もあるお客さまから、「花材の質の高さと、和風花材の使い方の良さを評価して正月アレンジを購入している」、との嬉しいコメントをいただきました。

「和風花材の使い方」というのは、おそらく松・梅・ボケなどの枝物(エダモノ)の挿し方のことだと思います。

何か明文化された挿し方のルールが青山花茂の中にあるわけではないのですが、他の生花店にはない、「いけばな事業部」の存在がデザインに影響を与えているのだろうと推測します。
(※「いけばな事業部」は、品川区東大井にこの8月に移転し、いけばなのお稽古花材だけを専門に扱っています。)

かつて半世紀ほど前には、同じ青山店の中に「ギフトの花屋」と「いけばなの花屋」が混在していた時期がありました。その頃は、いけばなの流儀を熟知した社員たちと、アレンジメントや花束を作る社員たちが同じ店内で働いていました。

現在でも、青山店といけばな事業部の人員交流は盛んですし、青山店のデザイナーたちは、いけばな事業部が納めた花材で活けられた、いけばなの各流派の格調高い作品に触れる機会が数多くあります。

もちろんいけばなの各流派の皆さまほどの技巧はありませんが、「いけばなの花屋」としてのDNAや経験が、他店のフラワーデザイナーにはない、枝物の使い方の巧みさを生んでいるのかもしれません。

お正月アレンジメント<福寿>

とても手前味噌な感じになりましたが(笑)、青山花茂ならではの、正月アレンジメント、今年も新作含め10点以上、ご用意しております。ぜひお試しください。

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この記事を書いた人

青山花茂本店代表取締役社長北野雅史

株式会社青山花茂本店 代表取締役社長

北野雅史

1983年生まれ。港区立青南小学校、慶應義塾中等部、慶應義塾高等学校、慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。幼少期より「花屋の息子」として花への愛情と知識を育む。2006年〜2014年まで戦略コンサルティングファーム A.T. カーニーに在籍。2014年、青山花茂本店に入社し、2019年より現職 (青山花茂本店 五代目)。
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