2015年 いけばな小原流東京支部花展

いけばな小原流東京支部花展

7月23日から28日までの期間、新宿高島屋11階の催会場にて、
いけばな小原流東京支部花展が開催されました。

今回の展覧会も、青山花茂代々木店が花材をご用意させていただきました。

私は半年前に青山花茂本店に入社し、現在青山店の事務所で働いています。
今までいけばなの作品を見る機会は少なかったので、

入社したばかりの時に開催された小原流創流120周年花展の時もそうでしたが、
迫力のある作品にただただ圧倒されました。
個人的によくアートを観に美術館などには行くのですが、
いけばなの世界もアートの世界だな、と感じています。


今回は、花展に行く前に、代々木店にて”取り合わせ”という、花展の花材選びの現場を見ました。

代々木店のスタッフがご用意した花材を、いけばなの先生方が一つ一つ吟味し選んでいくのです。
そこには厳かな空気が流れており、緊張感が漂っていました。

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取り合わせを見たすぐ後に、その足で花展へ。
そうすると、「さっき選ばれていたあの花材がこんな風に使われるのか」ということがわかるのが面白く、一つ一つの作品をまじまじと見てしまいました。

今回の花展は、「すずかぜの一日」というタイトルからも感じられるように、蓮や河骨(こうほね)など水物の季節花材が使われている作品が多く、全体的に涼やかな印象でした。


少しですが、展示されていた作品をご紹介いたします。

まずは小原流五世御家元  小原宏貴氏の作品。毎回すごい迫力です。

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ウバユリ、ヒマワリ、カナリーヤシ、アダンの実など

なんだか宇宙というか近未来のような印象を受けました。
そして初めて目にする植物ばかり…
世界にはまだまだ知らない物が多いです。

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このユリはウバユリというのですが、かわいいですよね。
一本の茎の先から咲いた細長い花が素敵ですね。


こちらは財団法人小原流研究院顧問  工藤和彦先生の作品。

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錦松、ハイビャクシン、谷地坊主、コケツツジ、水芭蕉、コウホネなど

そこに庭園があるかのようです。
先生は尾瀬をイメージして活けたと仰っていたそうです。


他にも圧巻の作品の数々。

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暖竹、黄金雪柳、楓、紫陽花、蓮、睡蓮、コウホネ、カキツバタなど

 

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ダリア、クワズイモ、カナリーヤシ、カスミ草など

 

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獅子頭楓、アジサイ、スモークツリー、雪柳、蓮、睡蓮、ホテイアオイなど

 

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苔柿、芭蕉、バナナ、ヘリコニアロブスター、ミルクブッシュなど

 

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ドラセナコンシンネレインボー、枝デンファレ、ネオレゲリアなど

 

せっかくなので花材にもクローズアップしていきます。

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やはり蓮は、カッコかわいいです。
朝、水あげをして活けた葉が、夕方まで元気でいるというのが、
小原流の先生方の技術の素晴らしさだと、弊社社長に教えられました。

 

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プロテアは青山店でも見かけますが、
入社して初めて見た花の一つで、不思議なフォルムに驚きました。
はるばる南アフリカからやってきました。

 

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こんな大きいスパティフィラムがあるのですね…
ちょっとこわいです。

 

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スイートポテトみたいでおいしそう、と思ってしまいました。
この黄色いのはシャンプージンジャーというものだそうです。


なかなか普段は見られないいけばなで、季節の風情を楽しめました。

ぜひ皆さまも次の展覧会の機会にご覧になってみてください。

小原流の花展情報は以下のページに掲載されています。
http://www.ohararyu.or.jp/ikebana.php?action=event


執筆:anna


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