お盆に贈るご供花

学生や働いている方の夏休みは「お盆休み」と言う方も多いので、お盆は8月だけ、と思われている方も多いのではないでしょうか。
実は地域によってお盆の時期は新暦、月遅れで異なり、現在は全国的に8月中旬の月遅れが主流ですが、東京や一部の地域では、7月中旬の新暦が主流となっています。

 

■お盆の始まり
仏教の浄土感や輪廻思想が、稲作生産の季節感と融合し、夏の農閑期の頃に「ご先祖さまが数日帰ってくる」という素朴な祭事が生まれたのだろう、と言われています。

江戸時代までは、太陰太陽暦の文月(7月)の満月までの3日間を「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と定めていました。
明治以降は太陽暦となったため、東京地方では同じ日付の7月13日を盆の入り(新暦)とし、他の多くの地域では、実際の稲作の農閑期に合せて月遅れの8月13日を盆の入り(月遅れ)とするようになりました。

お盆は亡くなられた方やご先祖の方が帰ってくるとされる大切なとき。
地域によってお迎えの方法はさまざまのようですが、いずれも必ずご供花をなさいます。
故人を偲ぶお気持ちに共感して、ご家族へ花を贈るというお心遣いは何よりのお慰めとなることでしょう。

 

■花贈りの起源は、ご供養のため
「いけばな」は、仏像へ供える三具足(花瓶・香炉・燭台)のひとつの仏前供花に始まった、と言われるなど、花を飾る習俗は「手向けの花」に由来するという説があります。

世を去った方を偲び、ご供養に生花を捧げる。それは連綿と人々が行い続けてきた、素朴なふるまいの一つです。
現代も多くの方が、それぞれの信教や地域の習俗に倣って、故人へ生花を供えます。
「お盆」のご供花もその一つです。

 

■お盆に供える花はどんな花?
お盆にいつどんな花を準備するか、まだ身の回りにご不幸のない方は迷ってしまいますね。
盆の入りの日には、花を供えて準備を整えます。
亡くなられて初めて迎えるお盆では、白を基調とした花を供えるのが一般的ですが、年月とともに、亡くなられた方の好きな花や色に合わせるのも良いとされています。

青山花茂では、「白い洋花」といわれる、白いユリや大輪バラ、トルコキキョウ、カーネーションなどをメインに、淡い色の花を程よく加えたアレンジメントや花束を、ご供花のお品物としてご用意しています。

お悔み・お供えのお品物一覧ページへ

 

白い洋花を用いたご供花のほか、青山花茂では、蓮を使ったお供えのアレンジメントもご用意しています。
この時期は、七十二候の「蓮始開(はすはじめてひらく)」。
蓮の花は、泥の中からでも真っ直ぐ美しく咲く花。その姿から、仏教では「蓮華」と称され、最上の花とされています。ちょうどこの時期に開花することもあり、お盆のお供え花としても使われます。

蓮と桔梗のアレンジメント(ご供花)

 

また、最近では開花期間の長い白いミディ胡蝶蘭も人気です。

ミディ胡蝶蘭<アマビリス>(中輪・白・5本立・ご供花用)

 

プリザーブドフラワーでお作りした、さりげないお供えの花も。
淡いパープルで上品にまとめたオリジナルデザインです。

プリザーブドフラワー<シンシア>

 

追悼のお気持ちを美しい花に託して、ご遺影の傍らにお供えいただいてはいかがでしょう。
ゆかしい心遣いが、きっと温かく伝わることと思います。

8月の月遅れのお盆をなさる地域の先さまへは、盛夏の高温のため青山花茂から宅配便による生花のお届けをご容赦いただいていますので、地域の慣習に沿ったご供花をお届けできる近くの花店へ、花キューピットを通じて手配します。
(都内13区、自社配送区域内へのお届けは、通常通り青山花茂でお作りしたものをお届けします。対象地域はこちらからご覧ください。)

ご供花のご贈答に迷われた際には、どうぞお気軽にお問い合わせください。
経験あるスタッフとフラワーデザイナーが、マナーに適ったご供花をご案内します。