春の活け込み

青山花茂では、活け込みの仕事も多いのです。
今日は、最近の活け込みレポートをお送りします。


まずは、春らしい色合いの花材を使った活け込み。

背の高い、木葉手毬、オクラレルカ、カラー(ウエディングマーチ)などから挿していき、
バランスを見て、中段に薄いピンクが上品な千鳥草を挿していきます。
手前に写っている青いお花は、デルフィニウム(パルフェ)ですね。

 

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季節のお花、チューリップ(メントン)を放射状に、次々に入れていきます。

チューリップは、挿しやすいように、根元の大きな葉は取ってあげます。

 

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玄関前を華やかに飾る作品となりました。

 

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近づいて見ても、パステルカラーの花々が美しいです。

 

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さてお次は、こちらも某オフィスの玄関前に、桜・紅吉野の活け込みです。

桜は枝が大きく長く、花びらも散りやすく、運ぶのが大変です。

お客様ご希望の設置日に、花を咲かせるのに苦労があるのですが、
それでも気温等の影響で、どうしても蕾のままの部分が残ることもあります。
そういう箇所を見つけたら、このようにハサミで切ります。

 

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そして枝の根元は、高さを揃えるためノコギリで切り落としたり、

水を吸い上げやすくするために切り込みを入れたりします。
ただ挿しているだけではないのですね。

 

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それぞれの枝の角度を見ながら、隙間を探しながら、慎重に挿していきます。

 

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完成!

曲がった枝が、いい味出しています。

 

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ガラス張りの近代的なオフィスに、和の彩りが添えられました。

花びらがピンクがかっていて、かわいらしいです。

 

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これが今年初めて見る桜だなぁ、と思っていたら、

ちょうどこの日は天気も良く、移動中の表参道で土から生えている桜を眺めることもできました。

 

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もう一つ、今度はソメイヨシノの活け込みです。

某大学のひろーいホールに足を踏み入れ、ここに活けるの?!と、まず圧倒されます。

毎年、活け込みをさせていただいているようで、
青山店店長は、とても落ち着いた様子で、淡々と活け込みを開始。

大きな壺に、大きな枝を、慎重に挿していきます。
枝の角度が微妙に変わるだけで、全体の印象が大きく変わってしまうのです。

 

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とにかく枝が大きいので、重いし、挿すのが大変。

2人がかりで進めていきます。
(例年は、店長一人でやっていたそうですが…)

 

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壺が倒れないように支えつつ…

 

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ホール内に差し込まれる太陽光と、

重い枝を持って運んで挿して…で汗だくになり、
ようやく完成したのがこちら。

 

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息を飲む迫力と美しさ。

 

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差し込む光が、更に神秘的にさせます。

一つ一つの枝を見ても、満開の花付き。

 

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思わず下に座り込んで、しばらく見上げていました。

 

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今までとはちょっと変わった”お花見”を堪能できました。

このホールに訪れる新入生達にも、春の訪れを感じてもらえていれば嬉しいです。

執筆:anna


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