胡蝶蘭のお手入れ方法「水やりのカギはフランスパンの湿り気」

今日は、お客様からのお問い合わせも多い、
胡蝶蘭のお手入れ方法について、ご説明したいと思います。

その前に胡蝶蘭の簡単なご紹介を。
「胡蝶蘭(Phalaenopsis)」の植物名は
「蝶のような」というギリシャ語に由来するといわれます。
原種は全世界の熱帯・亜熱帯雨林の地域に分布しています。

「大輪胡蝶蘭」と「ミディ胡蝶蘭」と区分して販売していますが、
「ミディ胡蝶蘭」は、大輪と比べて中程度の大きさの胡蝶蘭の総称です。

 「ミディ」という名は、「中間の」というフランス語に由来します。

埼玉県洋蘭組合の品評会の模様
埼玉県洋蘭組合の品評会の模様

さて、これら胡蝶蘭。環境が良好なら約1ヶ月以上お楽しみいただけます。
以下では、皆さんに長くお楽しみいただくためのポイントを紹介します。

<置き場所:明るい室内がおススメ>

●風通しの良い明るい室内がおすすめです。
●春から秋はレースのカーテン越しの、
直射日光の当たらないところに置いてください。
強い日光に当てると葉焼けします。

●冬は暖房の風が直接あたらないようにご留意ください。

<温度/湿度:亜熱帯の植物です>

●20~25℃前後の室温と60~80%の湿度の、
一定の通風のある室内が理想的です。 

冬も最低温度が10℃以上に保てるようにしてください。
一方、気温が高すぎても花は弱ります。 

<水やり:週に1~2回、たっぷりと>

●必ず「乾いてから与える」ようにしてください。
鉢のミズゴケやバークが湿ったままですと、
根腐れの原因となります。


●名人と呼ばれる生産者から聞いた話では、

ミズゴケを触ってみて「フランスパンを切った中身と同じくらいの湿り気」
になったときが、水やりのベストタイミングだそうです。
結果、週1~2回ぐらいの頻度になると思います。

●水やりはできるだけ午前中に、たっぷりと水を与えたのち、
鉢皿に流れた水は必ず捨ててください。

●暖房中や室内が乾燥しているときには、
葉や花に霧水をかけて水分を補うのも良い方法です。

一方、梅雨の頃に葉の芯などに水がたまっているときには、
柔らかい布などで吸い取ってあげてください。

<花が終わったら>

●花茎を3節くらい残して切り取りますと、
その下から脇芽が伸びてもう一度花を咲かせることがあります。

●夏の間に液肥を週1回ほどのペースで与えると、
秋に花芽が形成され翌年開花させることができますが、
冬の間の温度管理が難しいともいわれています。

●ちなみに、生産者さんによる胡蝶蘭の育成は、
30℃近い室温で株を太らせたのち、
18℃~24℃程度で芽吹き/開花を促します。

温室ではない室内で花をもう一度咲かせるには、
やはり上記のとおり夏場に株を太らせて
秋~春の開花を待つのがよさそうです。

埼玉県内の温室にて
埼玉県内の温室にて

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